【開催レポート】「宮城の手すき和紙体験教室」(2025/10/18)

2025年10月18日(土)、手すき和紙工房潮紙(宮城県柴田郡川崎町)にて、「宮城の手すき和紙体験教室(令和7年度文化庁伝統文化親子教室事業)」を開催しました。

9月27日(土)に続き2日目となる今回は流しすき体験です。
【9月27日の開催レポート】はこちらをご覧ください。>>

◆全5回(3日間)のプログラム概要◆
2025年9月27日(土)
①全体ガイダンス、職人さんから和紙の歴史や特徴を学ぶ、工房見学
②コウゾやトロロアオイ畑の観察、工房周辺の散策

2025年10月18日(土)
③流しすき体験

2025年11月15日(土)
④伝統文様の説明、オリジナル文様の消しゴムはんこ作り
⑤カレンダー創作(はがきサイズ12枚)

<紙料液づくり>
水を入れたフネの中にコウゾを入れ、トロロアオイの根っこを潰して出てきたネリを加えます。
フネの中を棒で勢いよく混ぜたら紙料液ができます。
コウゾとトロロアオイは工房の庭で栽培されています。

<流しすき体験>
準備ができたら流しすき体験です。
紙すき職人の塚原さんの所作をひととおり見たあとで、1人ずつ簾桁(スケタ)を握り、紙料液をくみあげて、ゆすります。いーち、にー、さーん…20回ゆらして、また紙料液をくみあげて…

<感想>
参加者に感想を聞いたところ、多くの子どもが「重かった」とこたえました。
「顔がかゆかったのをがまんした」という子どももいました。
親御さんからも「意外と重かった」という声が聞かれました。
次回は出来上がった和紙に消しゴムはんこをおしてカレンダーを創ります。

(文・写真/早川昌子)

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