2025年11月15日(土)、古民家 道中庵(宮城県仙台市太白区)にて、「宮城の手すき和紙体験教室(令和7年度文化庁伝統文化親子教室事業)」を開催しました。
東北工芸ことはじめでは、東北6県の風土に根差した工芸を、現代の暮らしの中に取り入れ、親子で楽しめる機会の提供を目指して、ものづくりとデザインをあわせたワークショップのプログラム開発や運営を行っています。
紙は、子どもにも身近なテーマです。手すき和紙体験教室を通して、和紙の歴史や特徴、流しすきの技法などについて知り、自分が体験を通して感じたことを自分の言葉で身近な人に伝えて欲しいと思います。
◆全5回(3日間)のプログラム概要◆
2025年9月27日(土)
①全体ガイダンス、職人さんから和紙の歴史や特徴を学ぶ、工房見学
②コウゾやトロロアオイ畑の観察、工房周辺の散策
【9月27日の開催レポート】はこちらをご覧ください。>>
2025年10月18日(土)
③流しすき体験
【10月18日の開催レポート】はこちらをご覧ください。>>
2025年11月15日(土)
④伝統文様の説明、オリジナル文様の消しゴムはんこ作り
⑤カレンダー創作(はがきサイズ12枚)

伝統文様についてのお話からスタート

消しゴムはんこ作家のchica-bouさんによる実演

参加者の消しゴムはんこ作品「ようなし」

参加者の消しゴムはんこ作品「こいのぼり」

会場は、今年も道中庵を使わせていただきました。
毎年、お父さんお母さんたちから「この建物、すごいですね」「来れて良かったです」といった感想をいただきます。
道中庵は、 2019年10月末で閉館したユースホステルです。
平成3年仙台市都市景観賞(歴史・文化部門)を受賞されているほか、フランスのミシュランガイドに掲載されたこともある国内外から高い評価を得た施設でもあります。
使わせてくださったオーナー様へこの場をお借りしてお礼申し上げます。

令和7年度の「宮城の手すき和紙体験教室」は終了しました。
(文・写真/早川昌子)